大学生のマネー講座大学生と保険>保険にはどんな種類がある?

保険にはどんな種類がある?

保険といっても様々な種類があります。それぞれの保険は特定の「リスク」をカバーするために存在します。代表的なリスクとしては「死亡」「怪我・病気」「生存」「事故」などが挙げられますが、その他にも様々なタイプの保険があります。

スポンサーリンク

大きく「生命保険」と「損害保険」、「その他」に分類できる

一般に保険は「生命保険」と「損害保険」、「その他保険」に分けることができます。

 

生命保険
生命保険は人の生存や死亡に対して一定の保険金を支払うことを約束する保険です。生命保険会社が引き受けを行っています。「定期保険」「終身保険」「養老保険」などが代表的な生命保険商品となっています。

 

損害保険
偶然発生する事故などによって発生する損害に対して保険金を支払うことを約束する保険です。損害保険会社が引き受けを行っています。「自動車保険」や「バイク保険」、「火災保険」などが代表的です。

 

その保険保険
第三分野の保険とも呼ばれるもので、怪我・病気あるいはそれによる死亡などに対して保険金を支払うことを約束する保険です。「傷害保険」「医療保険」などがこれに該当します。

 

 

生命保険の基本

生命保険は人の死亡や生存に対して保険金を支払う保険です。生存あるいは死亡に対して保険金をかけることができるので、前者を「生存保険」、後者を「死亡保険」と分類する場合もあります。

 

生存保険の代表的な保険は「年金(年金保険)」があります。
これは「生存しているあいだ年金形式で支払われる保険」となります。大学生でも20歳になったら「国民年金」へ加入することになりますが、この国民年金は「政府が保険会社となっている生存保険」となります。(学生の場合は保険料について「学生納付特例制度」が使えます)

 

一方の死亡保険は保険加入者が死亡した場合に保険金が支払われることになります。代表的なものは

・定期保険(契約期間中のみ保証される)
・終身保険(一生涯保証される)
・養老保険(契約中は死亡保障、満期日には保険金と同額が満期保険金として受け取れる)

 

といった形になっています。後の保険ほど保険としては充実していることになりますが、その分月々の支払保険料は高額となります。

 

 

損害保険の基本

損害保険は、発生した損害を保証するものです。


大学生の場合で最もなじみ深いのは「自動車保険」があるでしょう。

自動車による事故やそれによって生じた損害を補償する保険となります。
・対人賠償(交通事故の相手(人)の怪我や死亡の損害を補償するもの)
・対物賠償(事故相手の物品や経済的損失を補償するもの)
などがあります。ちなみに、自動車については国が実施する強制的な自動車保険である「自賠責保険」も存在していますが、多くの交通事故では自賠責保険だけでは対応できないため、民間の損保会社が行っている自動車保険への加入も必要だと言われています。

 

また、大学生でも賃貸住宅を借りているような場合には「火災保険(住宅総合保険)」などに借りる時に加入させられているということも多いでしょう。

 

 

その他保険(第三分野の保険)

代表的なものに「健康保険(国民健康保険)」があります。
この健康保険は「国民皆保険」の名の下で国が行っている最大の保険事業です。

会社員の方とその家族などは「協会健保」や「企業や団体などの健保組合」などの健康保険に加入しているケースもありますが、日本人は全員がこの国主導の健康保険に加入しています。

 

病気や怪我で治療を受ける時、少ない自己負担で治療を受けることができるのはこの健康保険に加入しているからなんですね。

 

その他にも、民間の保険会社からは「医療保険」や「がん保険」などの医療関連の保険が販売されています。こうした保険、大学生にとってはほぼ無縁と言ってもよいでしょう。

 

 

スポンサーリンク