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大学生から搾取するブラックバイトに注意

大学生という社会経験の浅い労働手段は企業から見れば「かなり美味しい」労働者とみられることも多いです。近年、大学生(やフリーター)を搾取する「ブラックバイト」というものが話題になっています。

中には、バイト先に振り回されて大学を中退した人という方もいるようで、社会問題化する兆しを見せています。大学生という経験が浅く、労働法などの知識が浅い年代を搾取し利用するブラックバイトの手に乗らないように気をつけましょう。

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ブラックバイトとは?

ブラックバイトとはアルバイトの中でも違法性のあるバイト先や仕事内容を指します。
ブラック企業(労働法を順守しない会社)とも同義ですが、アルバイトに対しての労働法違反を行うバイトを指します。

 

  1. 契約内容と異なる業務をさせる・労働時間や休日などの扱いが契約と異なる
    雇用される時「労働条件通知書」というものをバイトにも渡す必要があります。それに労働内容や勤務時間などが書かれています。これがもらえない、もらえても内容が違うというのはブラックです。
  2. 罰金を課す
    アルバイトに対する罰金は違法です。たとえばレジ金が合わない、勤務先に損害を与えたという場合でも、悪意や重過失が無い限りアルバイト(従業員)に賠償を負わせることは禁止されています。そのような損害を防ぐ体制をとってこなかった勤務先が悪いのです。
  3. 無給の時間がある
    時間給のアルバイトに対して無給のサービス残業があるようなところは例外なくブラックだと思います。10分、20分くらいなら我慢できないこともないですが、時間単位でサービス残業があったりするようなところはブラックでしょうね。
  4. 一般的にアルバイトに求められる以上の責任を課す
    アルバイトに対して正社員なみの責任を押し付けてくるようなブラックバイトも多いです。学生アルバイトにとっての本業は学生生活です。必要以上の責任を負わせるところは危険です。
  5. 学業(学生生活)を優先させてくれない
    試験期間中に休みをくれない。シフトに自由度が無いというのはあまり良くはありません。そういうバイト先が一概にブラックとは言えませんが、大学生のアルバイト先としては不適と言えるでしょう。

こういった事などが挙げられます。

 

いい方は悪いけどバイトなんだから変なバイト先はさっさとやめよう

ブラックバイトかどうかについては入ってみないとわからないというところもあります。
でも、所詮はバイトなんです。「おかしいな」「変だな」と思ったらまず声に出して聞いてみましょう。それで前もって聞いていた内容と違うというのであれば、即やめしてもOKです。

 

中には、損害賠償などの話を出すバイト先もあるかもしれませんが、そんなの認められません。 安心して即やめしてください(バックれではなくてやめますといってやめましょうね)。

 

ブラックバイトに「やりがい」を感じている人へ

また、ブラックバイトの中には、「やりがい」や「仲間(バイト仲間)」といったものを必要以上に煽って「仕事は大変だけど、すごくやりがいもあって自己実現の場になっている」と劣悪な労働環境を自己肯定させるような職場もあるようです。こうしたことは「やりがい搾取」とも呼ばれ、近年問題視されてきています。

 

大学生のアルバイトの心構え」でも書いていますが、バイトで得られるものはわずかのお金とごく限定された社会経験です。

将来、社会人として働くことを考えるとバイトで得られる経験は本当に小さいです。

 

大学生が今やるべきことは「学業」です。授業なんて面白くないと思う人もいるかもしれませんが、あなたよりも多くの経験を積んだ社会人の多くが、大学に戻ってもっと勉強したいと考えていることを伝えておきます。

 

今しかできないことを頑張るべきです。

 

 

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