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自動車を買ったら両親の自動車保険との車両入替がお得?

親と同居しており、両親の自動車保険の等級が高いケースに限りますが、この場合は自分で新しく保険に入るよりも親の保険を車両入替によって交換してもらうほうが保険料の大きな節約につながる可能性があります。

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等級が高い両親の自動車保険があるなら、その保険を使わせてもらう

自動車保険というものは基本的に「車両」に対してかかっている保険です。
等級についても同様です。

 

自動車保険は保険を使わなければ1年に1つずつ等級が上がっていきます。逆に保険を使うと3つ等級が下がります。等級が上がれば上がるほど保険料が割引されるようになっており、高い等級の保険は最大で6割引きになります。

 

なお、新規の自動車保険契約は6等級か7等級スタートとなります。

 

お父さんの高い等級の保険の等級を子が引き継ぐ

同居が前提ですがこれが可能です。

たとえば、あなたが新しく車を買うとします。お父さんはその車に「車両入替」をします。
そのあとで、保険の「記名被保険者」をあなたに変更します。仮にお父さんの等級が20等級だとすると、あなたの新しい保険も20等級となります。

 

この状態だとお父さんのもともと持っていた車は無保険になりますので、お父さんは新しく昔から持っていた車に対する新規の自動車保険に加入します。このときのお父さんの保険の等級は6等級(ないし7等級)となります。

 

 

これに何の意味があるのか?

結局、等級は引き継ぐことができても、お父さんは新しく低い等級の保険に入らなければならないわけですから、何の意味もないように思うかもしれません。
ただし、実際にやってみるとわかるのですが、かなり高い保険料の節約になります。

 

理由はそもそもの保険料が20代(10代)の大学生と、50代(40代)とで全く違うからです。
自動車保険料の記名被保険者の年齢で大きく変わります。さらに、年齢が高い人は年齢制限などの割引を付けることができます。

 

等級よる割引を受ける前の保険が、子供:20万円、 両親:10万円というように最初から違うわけです。これで、6等級(20%引き)、20等級(60%)だとしましょう。

 

子供が普通に新しく保険に入ったケース
子供:20万円×0.8=16万円
両親:10万円×0.4=4万円
合計:20万円

 

子供が等級を引き継いだケース
子供:20万円×0.4=8万円
両親:10万円×0.8=8万円
合計:16万円

 

このように、もともとも保険料が高い子供(大学生)の保険等級(割引率)を高くすることで家庭全体の保険料を大きく節約することができるようになります。

 

 

 

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