大学生のインターンシップのメリット、デメリット
インターンシップとは大学在学中に、専攻や将来働きたい業種やその企業に体験就業を行うことを指します。大学と学校やNPO等が連携しているインターンシップもあれば、企業が独自に募集している者に応募することもできます。
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インターンシップの目的と本質
インターンシップとは、学生が企業などの中で研修生として働き、就業体験を行うことを指します。就職活動に先駆けて行われることも多いです。
就業体験によって、興味のある会社を知ることができる、専門分野での業務を体験しスキルアップや目標の策定につなげるなどの魅力が挙げられます。
その一方で、インターンシップとは名ばかりの雑用やアルバイトのような仕事を無給(薄給)でやらされたというようなケースも見られます。
インターンシップの期間とそれぞれの特性
インターンシップは大きく「短期」「長期」の2種類があります。
短期型は大企業などに多いパターンです。数日~長くても1カ月程度の物で、大学の長期休暇中などに行われることが多いです。
企業の社会的責任(CSR)の一環として行っているという面もあるでしょうが、このタイプのインターンシップは企業からみればリクルート活動(採用活動)の一種ともみられています。
お客様扱いというのは間違いですが、労働力としての期待はありません。どちらかというと会社体験や研修会に近いものとなります。そのため、スキルアップという面から考えるとちょっと拍子抜けしてしまうかもしれません。
日本の場合、経団連は採用につながるインターンシップは禁止していますので、直接的な採用活動の場とはなりません。
長期のインターンシップはベンチャー企業や中小企業など規模が小さい会社にみられます。
こちらは数カ月から1年程度の期間働くことが求められるケースが多いです。こちらは、研修というよりも、働きながら実社会を学ぶというイメージに近いです。
その一方でアルバイトなのか、インターンなのかよくわからない、雑用が多いといったマイナスの報告も多く寄せられています。
インターンシップを食い物にする会社に注意
最初にも書きましたが、インターンシップとは名ばかりで、実際にはアルバイトとしての労働力を無給や薄給で確保しようという会社やNPOなども多く存在しているようです。無償のバイトくらいの認識しかしていない会社も多いようです。
ブラック企業などと企業の体質が批判されることも増えてきましたが、個人的には長期のインターンシップであれば最低限の給料の支払いは行うべきです。そうでなければ、インターンシップ自身をやめるという選択も決して間違っていないと思います。
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