大学生のアルバイト心構え
大学生としてアルバイトをするべきか?それともするべきでないのか?ということは多くの考えがあります。ここでは大学生のアルバイトについて知っておいて欲しいことをまとめていきます。
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はじめに
まず、基本的に大学生の時間というのは多額の学費や生活費を支払った上で過ごしている時間ということを理解しなければいけません。
学費や生活費のすべてを自分で稼いでいるというケースは別ですが、それ以外で親からの仕送りや援助に頼っているというのであれば、それはご両親が多くの負担をした上で成り立っているわけです。
「大学でかかるの教育費・学費」を見てみてください。理系で下宿している家庭の場合、平均して4年間で1279万円もの費用を親は子供のために負担しているわけです(平均値)。
あなたの大学生活というのはまずこの多額の負担のもとに成立しているということを忘れないでほしいのです。
また、「バイトで稼ぎ過ぎると「税金」や「社会保険料」がかかる」でも説明していますが、アルバイトに精を出し過ぎて親の扶養から外れることでご両親の税金などの負担が大きくなるような場合もあります。働き過ぎは注意です。
授業も出ずに漫然とアルバイトをするのは絶対にやめてほしい
上を読んでいたただければ、授業にもでずに漫然とアルバイトをするというのがいかに愚かなことかわかっていただけるかと思います。
アルバイトを絶対にしてはいけないとは言いません。ですが、基本的には余った時間やどうしても必要な場合に行うもので、大学生の生活における優先順位としてはかなり下であるということを忘れてはいけません。
また、税金や社会保険料などの関係からも、学生で普通にバイトして稼いでいいのは年100万円くらいまでです。それ以上稼ぐとご両親の負担が増えて、逆に世帯単位では収入がマイナスとなる場合もあります。ちなみに世帯は「住民票の範囲」です。詳しくは「バイトで稼ぎ過ぎると「税金」や「社会保険料」がかかる」をご覧下さい。
アルバイトで得られるものはそんなに大きくない
アルバイトをすれば賃金以外にも多くのことを得られるという反論があるかもしれませんが、ほとんどないと思います。
社会人としてのマナーや見識なんてものは社会にでれば1年もたたずに身につきます。アルバイトはしょせんアルバイトですから、それを続けることで得られる知識や経験も実際は知れています。
バイト仲間というのだって、別に大学の仲間でもいいわけです。コミュニケーション能力なども別にバイト以外でも身につけることはできます。
アルバイトを通じて「成長」や「自己実現」ということをPRするところもあるようですが、それは安い給料でこき使うための手法であることも多いです。最近では「ブラックバイト」というようにそのような手段で学生の労働力を不当に安い価格で搾取するような企業もあります。
(もちろん、仕事にやりがいは必要ですが、それを過剰に煽るカルト的な企業に注意という意味です)
じゃあ、大学生はアルバイトはするべきではないの?
基本的にはするべきではないと考えています。
どうしても必要な場合は「短期のアルバイト」や「めったに経験できない仕事」を選ぶことをお勧めします。夏休みなどの短期バイトは時間的な拘束も少ないです。
一般的に見て「特殊」な仕事であればそれで得られる経験はよい経験になると思います。
同じアルバイトを2年間続けるよりも、ちょっと変わったバイトを夏と春の長期休暇で2週間×4回する方がよっぽど得られる経験は大きいと思います。
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